IELTS6.0でも一流海外大学院へ留学できた3つの理由

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こんにちは、米コロンビア大学の大学院に在籍中のユウタロです。

本記事では、応募当時「働きながら、準備期間2ヶ月、英語スコアはIELTS6.0」という絶望的なハンデを負っていた僕でも、米国の有名大学に合格することができた理由についてまとめていきたいと思います。

背景:準備期間の概要

コロンビア大学のデータサイエンス専攻(MS in Data Science at Columbia Engineering)を受けようと決意してから募集完了し、合格するまでの大まかな流れは以下の通りです。準備期間と言えば、12月下旬〜2月半ばの2ヶ月弱しか無いスピード感溢れるスケジュールでした。

10月海外留学もアリだなと考え始める
12月下旬翌年の2月半ばまで募集していたコロンビア大学を「試し」に受けることを決意する
これまで逃げてきたオンライン英会話に入会し、毎日受講し始める
1月半ば1度目のIELTS受験(Overall:6.0, L:6.0, R:6.5, W:6.0, S:5.0)
1月末2度目のIELTS受験(Overall:6.0, L:6.0, R:7.0, W:6.0, S:5.5)
2月半ば締切ギリギリで全必要書類を提出完了
3月中大学から全然連絡が無く、「まあ受からないわな」と諦めモードいる
4月上旬のとある朝大学から”Congratulations”のメールが届き、一気に目が覚める

英語弱者が海外大学院に合格するための3つの要件

英語でハンデを持った上で合格するためには、一般的に言われるレジュメやエッセイ、レコメンデーションの要点(理路整然とした文章、Action verbで書く等)は大前提として抑えつつ、プラスアルファとして以下の3点を満たす必要があるかなと思います。

  1. 「試し」で良いから応募する
  2. 強み/差別化要素を持つ
  3. 最善を尽くす

以下において、各要件について詳しく説明していきます。

①「試し」で良いから応募する

ここで重要なのは、「試し」という気軽な気持ちで良いから応募に踏み切ることです。

本記事を閲覧していただいている方の中には、「一流の海外大学院に行くには少なくともTOEFL100点以上、IELTS7.5以上必要」といった固定観念的な情報に縛られ、現状の低いスコアでは到底受からないと考えてしまっている方が多いのではないでしょうか。

実際、大学の中には足切りスコアを明示し、そのスコアを超えなければ合格を与えないケースもあると思います(そちらの方が一般的かもしれません)。元々は筆者も同じように考え、「再来年の夏入学に向けて1年間みっちり勉強をすれば良いかな」と思っていました。

しかし、知り合いから「応募してみなきゃ分からなくない?それに社会人にとっての1年は重いよ」と後押しされたことをきっかけに、自信は全くなかったものの、落ちても翌年にレジュメやエッセイを活用できるので無駄にはならないと考え、足もとの募集に応募することを決意しました。

無駄になるものと言ったら応募にかかる数万円ぐらいですが、それにより1%でも1年早く合格する可能性が生じるなら、投資に資するものだと思います。

②強み/差別化要素を持つ

1点目の結果として応募者という土俵に立った後、合格のために抑えなければならないポイントとしては強み/差別化要素を持つことかと思います。英語力でハンデを持つからには、その他の点で挽回するだけの強みやユニークネスが必要なのは明らかです。

また、海外大学は、学生を選ぶ際にダイバーシティ(多様性)を持たせます。その方が、大学側が公に多様性のある大学だとアピールできるとともに、世界中のあらゆる分野においてアルムナイ(卒業生)を散らばせ、大学のネットワーク・ブランド力を強化することができるからです。

以上の理由から、自分の独自性を認識し、レジュメやエッセイに落とし込むことが非常に重要です。

また、どの学部に行くか迷っているという方がいるのであれば、将来のキャリアプランを踏まえることは大前提として、自分のユニークネスを生み出せる分野に行くのも一つの手かと思います。僕は、前職の経験からMBAとデータサイエンス修士の2つの領域で迷っていたのですが、データサイエンスの方が日本人留学生が圧倒的に少なく(というか僕しかしない)、結果としてうまくターゲティングできていたんだなと感じました。

参考に、筆者が個人的に強み/ユニークだったと感じているポイントを列挙します。
※エンジニアリング分野であることが前提となっているものもあります

  • 日本人である:特にエンジニアリング分野は日本人留学生が全然いない
  • 社会人時代に関連する経験を積んだ:エンジニアリング分野は学部から直接大学院に進学する人が多いので、プロフェッショナル経験を積んでいることは強みになると思います
  • ペット保険という変わった市場を対象とするベンチャー企業で働いていた
  • T大学の学部・修士を卒業・修了しており、修士時代はGPA4.0/4.0で最優秀成績賞を取った

③最善を尽くす

最後は根性論です(笑)

初めは「試し」に準備し始めたとしても、やるからには完璧を目指して全力で挑むことが肝心です。そうすることで、今年合格する可能性を少しでも高めることができるだけでなく、もし合格することができなかったとしても、翌年の応募の負担を少しでも減らすことができます。

筆者の場合、準備の2ヶ月間は朝5時頃に起きて英会話&勉強し、仕事中は英会話を垂れ流し、夜8〜9時過ぎには仕事を切り上げて勉強や必要書類の作成をする、といった生活をしていました。

これから1、2年間準備する状況であれば気持ちが折れていたかもしれませんが、足もとの募集に照準を合わせたことで「1、2ヶ月の辛抱だから…」という気持ちで頑張れたので、その意味でも「試し」に応募を決意することは重要なことかもしれません。

さいごに

この他にも、合格する上で抑えるべき細かな点はありますが、今回はその中でも「英語でハンデがあっても海外大学院に受かるための要件」として特に重要だと考えているものに絞って説明しました。

大学院の応募における細かい手続きについては、「【詳細編】英語弱者が2ヶ月間で海外大学院に合格するためにすべきこと」にてまとめていますので、併せてご覧ください。

それでは、閲覧ありがとうございました。

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